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クレモナ親父、バイオリン合宿に参加するの巻(1)

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夏の家族旅行の計画を立てる前に、合宿にお誘い頂いたので、ただ漠然とどこかに遊びに行くよりは有意義だろうと思い、某おしゃれな避暑地で開催された合宿に参加してきたので、忘れないうちに様子を綴っておこうと思う。

Day 1

お盆の渋滞を避けるために、朝5:30発。
夜型の私がその日に限って早寝とかはできないので、調整は試みたが、結局前日就寝したのは3時近くだったので完全な寝不足。ただ、渋滞に何時間もはまるなら、到着してから仮眠すればよいかな、と。

渋滞予報よりは軽い印象だった渋滞を通過して、受け付け開始より3時間以上早く着いた。結局公園で子供達とはしゃいだり、観光スポットの滝を見に行ったりしてから、散々迷った挙げ句にようやく宿着。結局、仮眠なし。

先生に挨拶して、部屋に荷物を置いて開講式。

13:30~
30分間の合同レッスン。
全員参加のため、子供達に合わせて、きらきら星変奏曲を弾いた。音出し程度で終了。

14:00~
クラスレッスン。私は「」クラス(鈴木5~9巻)
担当は、ハキハキした好青年のT先生。

生徒は小学校低学年~中学低学年の子供達と私の5人。

私の年齢と貫禄をもってすれば、誰が先生かわからない(爆)

初参加のお母さんなら、迷わずT先生ではなく私に向かって「先生、よろしくお願いいたします。」と言うだろう(笑)

先生が「何巻のどの曲やってる?」と順番に質問した後、

「じゃぁ、みんなが弾ける、ビバルディのa-mollを弾いてみましょうか!」と高原の風のように爽やかに言い放たれた。

・・・って、みんなが弾けるって、だれが決めたんですか?
・・・楽譜ないんですか?よく覚えてませんけど・・・って楽譜があっても読めないんですけど・・・

これは、まずい。

他の子達は、現役でいくら長くても数年前に弾いただろうし、若い脳は柔らかだ。
それに引き換え、私が6巻より前を弾いたのはこの子達が生まれる前の、さらに何十年も前のことだ!!

これは、非常にまずい。

クラスは「」「」「」の3つしかないのだ。

」は1~4巻とはいえ、ざっと開講式で見回した限りでは5歳児位が最高齢。さらに、4巻以前なんて、まったく覚えてません。
」は10巻以上。以上って、私は死ぬまでに10巻までやるのが目標なんですけど・・

と、いうことは、このa-mollで実力が見られて、ダメとわかれば爽やかに、そして年上に目一杯気を遣って丁寧に

クレモナさんは、もしかしたら、なんですけど、このクラスはちょ~っとだけ難しいかもしれませんから、念のため、いや、本当に念のためだけなんですが、赤のクラスに行ってみていただいてもよろしかったでしょうか?(コンビニ接客用語)」

と言われてしまう。

5歳児と混ざるのは、さすがにきつい。
タカタカタッタ」(キラキラ星変奏曲の最初)からやり直しですか!!(まぁ、さすがにそれなら弾けますよ、はい)
それとも、子供達のお世話係になるのですか!?

そして、賽は投げられた・・・

クレモナ親父、危機一髪!

つづく。

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クレモナ親父はこんな人

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バイオリンとはまったく関係ないのだが。

私にも若いときがあった。
恋に破れて、そのひとを忘れたくてオーストラリアに逃げ出し、しばらく暮らした。
それでも心の傷は癒えず、何年か後に大陸横断の旅に出た。

オーストラリアは広かった。あまりに広くて、バイクの後輪で地球を回しているような気がした。
「砂漠を渡るぜ!」なんて意気込んでいたのも束の間、いざナラボーに入れば道はひたすら直線。
観光シーズン前だったので、周り数百キロには誰もいない。たまに会うパトカーさえ嬉しいような孤独。
タンクバッグに入れていた温度計は常に50℃を振り切っていたし、アスファルトは暑さで溶けていた。
単調な道と景色と、暑さですぐに眠くなる。トラブルもあったが、今ここに居ることでわかるように、たまたま通りがかった人々の助けで何とか乗り切った。彼らのことは今でも忘れない。

そうして行き着いたパースは天国のように美しく豊かな街だった。

そして、帰りには日没近くにようやく辿り着いたモーテルが満室で、200 km先の次の町(といっても、ガソリンスタンドと、モーテルが1軒あるだけ)まで行かなければならなかった。

しかし、そんなちっぽけな人間の都合とは関係なく日は落ちる。

夜になると、ヘッドライトを目指してカンガルーなどが突進してくるので走ってはいけないと、ガソリンスタンドのお兄ちゃんに忠告されていたが、仕方がない。速度を落として走るのだが、地上にはヘッドライトに照らされて光る無数の小動物の目の星。進むにつれて左右にサーっと開けていく。そして空には満天の星。
どこからが地上で、どこからが空なのか区別もつかず、とても幻想的な体験だった。

★☆★☆★☆★☆

今は日常の閉塞感に苛まれ、バイオリンを弾くことにほんの僅かな安らぎを見出している。
こんな自分の人生体験が、少しでも表現できれば、という一心である。

それには、技術的にとりあえずミスなく弾くのが最低条件で、話はそれからだよなぁ、と思う。


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また始めようと思った理由

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今年50歳になります。
自分ではあまりピンと来ない部分もあるのだれど。

記憶にないほど小さい頃に親に連れられてバイオリンを習い始めたけれど、正直いやだった。
それこそ熱でも出さない限り、毎日毎日、練習しなきゃならないのは苦痛だったし、クラシックの音楽が楽しいとか、面白いとか思わなかった。

それで、中学2年の頃に「部活」と「高校受験」を理由に止めさせてもらった。
ちょっぴり淋しいような、悲しいような気持ちもあったけど、ほっとしたような記憶がある。

大人になって、少しクラシックの魅力がわかってきて、なぜか楽器はいつも手許にあったので、たまに引っ張り出して弾いてみたことはあったけれど、真剣に習おうとかとはまったく思わなかった。

でも、いつも何か引っかかってはいたのも確かなこと。

一生懸命仕事して、特に趣味もない日々が空虚にも感じられても、年月は飛ぶように過ぎ。

転機は身内の重い病気。

頭のどこかでは、誰もがわかっているのだけれど「人はいつか必ずこの世を去る日が来る」という現実を突きつけられた。

そのような立場に置かれて、物心つく前から自分の人生にあったバイオリンをやってみようかと思った。

途中で投げ出したままにはしておいては気分が悪い。

もちろん、バイオリニストになろうとか、先生になりたいとかいうのではない。ただ、やりかけたことを終わらせたいだけ。また投げ出すかもしれないけれど、やってみようと。

そんな理由で、遅ればせながら再チャレンジ。



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