FC2ブログ

Welcome

「バイオリンなんて嫌いだ!」は脱却。でも・・
好きな作曲家、演奏家、弾きたい曲、特になし。
それなのに・・・

何故バイオリンを弾き続けるのか

28
2018  17:34:26

ノリノリのモーツァルト録音~ピアニスト加藤礼菜さんと~

10月末ぐらいが例年の締め切りだということなので、ちょっと遅れ気味の気もするが、先日、モーツァルトの5番1楽章を録音した。
ここまでの卒業曲はCDの伴奏に合わせて録音するのだが、モーツァルトはカデンツァがあるので生のピアノ伴奏で録音しなければならない。

そんなこと言われても、お願いできるピアニストを知らない私は、まずピアニスト探しに苦労した。
今やインターネッツ時代(笑)。活用しない手はない。検索して色々見つかったが、一番使いやすかったサイトがこれだ。

伴奏者募集広場
地域別になっているし、見つけやすかったし、連絡も取りやすい。

まず無料の人(もいる)から試しに連絡してみた。その人とは実際に会って合わせたが、結局予定も合いにくく、曲も負担が大きかったようで結局自然消滅。やはり、ここはお礼を出してちゃんとしたプロにお願いすることにした。

しかし、連絡しても返事さえない人が多い。効率優先で最初から条件を並べたのがいけなかったのか。
また、連絡が取れても忙しい方、場所が遠い(一口に東京って言ったって広い(笑))方などがいてなかなか決まらない。

でも、ようやく引き受けてくれる方が現れた。

加藤礼菜さんをご紹介しよう。
s_DSC03035.jpg

現在、東京⾳楽⼤学大学院器楽専攻鍵盤楽器領域ピアノ2年に在籍。

詳しい経歴等は加藤礼菜さんのブログでどうぞ。

学歴とか経歴を拝見しただけで十分な安心感があった。
しかし、彼女のすごさを実感するのは実際にお会いしてからだった。

録音当日。

私は1時間前に会場入りし、セッティングやウォームアップをした。
っていうか、カデンツァが心配で、思いっきり練習したら疲れた・・笑い事ではない。
おまけに、13時という開始時間で昼食も抜きになってしまったのが反省点だ。

とはいえ、準備万端で時間になり、加藤さんはやってきた。
すごく礼儀正しく(←これ非常に大事)感じのよいお嬢さんというのが第一印象。

加藤さんの提案も踏まえ、次のような流れで進めた。

軽く一通り合わせる

部分部分で進めて、弾きにくいところを相談したり、希望を伝えたり、不明点を確認する

通しでテスト録音 → 録音状態の確認

本番1回目(もうこれでも良いくらいだと思った)

休憩(長い)

肩慣らしで1回通し(途中で疲れて挫折(笑))

本番2回目

録音終了

(次回の練習)

その場ですごいと感じたのは、
1回希望を伝えただけで、そこだけでなく他の部分にも反映してくれたこと(「一を聞いて十を知る」みたいな)。
例えば、「私はアダジオのテンポが揺れるのでテンポを作ってください」とお願いし、そのとき低音を聞いているのでもう少し低音の音量を大きくしてください、とお願いしたら、曲全体的に私好みの高低音のバランスで弾いてくださっていた。

また、全体的に上手く乗せてくださって、弾いていてすごく楽しく、気分良く弾けた。本当はテンポが速すぎるとトリルが回らない(レッスンで指摘されていた・・)のでちょっと落として、と打ち合わせたのだが、結局速いほうのテンポになったが、その方が演奏がいきいきしたし、よい結果になったと思う。また、私の曲のイメージ(生意気か(笑))をよく汲み取って、それに合わせた伴奏にしてくださった。

しかし、何より有り難かったのは、変に緊張させたり、萎縮させるようなことがまったくなかったところだ。
これはプレッシャーでパフォーマンスが大きく左右される私には、何より大切な要素だったと言っても過言ではない。

成功も失敗も含め、現在の自分の実力が100%録音できたのは非常に有意義だった。
卒業録音の鑑だ(笑)
バッハは実力が出せた気がしなかったので、これは嬉しかった。

また、帰宅して何度も細かく聴き返して気がついたことがある。

自分はピアノには詳しくないので、そういうことができるものなのか知らないが、音が終わる瞬間のニュアンスが絶妙なのだ。
これは力強い音でも、繊細な音でも一貫しているので、激しいところは激しくても、全体的に上品になっているのだろうと思った。

前置きが長くなったが、最終稿にするかどうかはさておき、録音をアップしたのでぜひお聴きください(ピアノを(笑))

会場の音響もよく、エフェクトなど一切かけていない。(エアコンがキュルキュルいっているのがちょっと残念なくらい)


次回は3楽章の録音。
非常に楽しみだ。

因みに今日は、1880(明治13)年、東京深川の三味線職人の松永定次郎が国産バイオリンの第一号を完成した「バイオリンの日」だそうだ。
ハッピー・バイオリン・デー!(笑)
スポンサーサイト

 録音

8 Comments

anis  

出だしから素晴らしかったです♪

ピアノも変に合わせてる感も無かったです。

長い曲だと集中力を保つのも大変ですよね・・・

そんなときにとのピアノとの相性が良いと、良い方向に引っ張って貰えたりしますよね。

まだまだ実力も足りていない私ではありますが、ヴァイオリンとの方と合わせて貰えたりしてる間に感じることは、曲の輪郭というか、イメージみたいのがお互いに共有出来ていると、お互いに弾きやすいのと、やっぱり呼吸なのかな?・・って思います。

良いめぐり合いが出来て何よりです。

3楽章も楽しみにしてます~^^
(この曲聴くと何故かyoutubeのヒラリーさんを思い出してしまします^^;)

2018/08/28 (Tue) 20:21 | EDIT | REPLY |   

クレモナ親父  

anisさんへ

こんばんは。コメントありがとうございます。

> 出だしから素晴らしかったです♪
ありがとうございます。
色々突っ込みどころ満載ですが、今の実力ではこれ以上無理です(笑)

> ピアノも変に合わせてる感も無かったです。
やっぱり赤子をひねるくらいの余裕ですね(笑)

> 長い曲だと集中力を保つのも大変ですよね・・・
特にモーツァルトは、疲れたときに難しくなると言う・・
言い訳ではないですが、聞くと弾くとでは大違いな曲で・・・

> そんなときにとのピアノとの相性が良いと、良い方向に引っ張って貰えたりしますよね。
それ、実感しました。後半崩れながらもなんとかギリギリ持ちこたえられましたからね。
それと、私の良いところを引き出すような伴奏をしてくださいました。

> まだまだ実力も足りていない私ではありますが、ヴァイオリンとの方と合わせて貰えたりしてる間に感じることは、曲の輪郭というか、イメージみたいのがお互いに共有出来ていると、お互いに弾きやすいのと、やっぱり呼吸なのかな?・・って思います。
ありますが、とか(笑)。
練習会の場では1回合わせて終わりになってしまいましたが、1回目はプロでもただ合わせるだけになっちゃいますよね。
私達のようなシロートは、何回も何回も合わせないとですねー。今度またシッポリと(笑)合わせましょう。

> 良いめぐり合いが出来て何よりです。
ホント、有り難いことでした。
感動したし、音楽の神様に感謝です。

> 3楽章も楽しみにしてます~^^
> (この曲聴くと何故かyoutubeのヒラリーさんを思い出してしまします^^;)
私はヒラリーさんのモツコンというと若いときの3番のイメージです。
鈴木にはないのですが、いつか3番も弾いてみたいです。
YouTubeもインターネッツも偉大ですね・・

またよろしくお願いいたします。

2018/08/29 (Wed) 03:09 | EDIT | REPLY |   

ちこpia  

こんにちは!!

朝1で、素敵な演奏を聴かせていただきました!
ほんとですね、出だしからすごく良いですね!
それにしてもこんなに長い曲、気力の保持も含めてすごいなぁ~。と羨望のまなざしです。
ピアニストとの相性も良く、クレモナさんがノリノリで演奏されているのが目に浮かびました。
お昼も食べずにこの演奏されたのですか???体力ありますね!!
後半独奏部分もお疲れも見せずに、
練習会ではなくピアニストを招いての「録音」でこの演奏!!さすがです♬♬
クレモナさんは、クラシックでも小品曲より、こういう大曲コンチェルト系が合うのかもしれませんね!

最初のころは、ブログの題名が「バイオリンなんて嫌いだ」だったのが衝撃的だったのですが、「何故バイオリンを弾き続けるのか?」
って、本当はやっぱり大好き。離れられない。って感じなのでしょうか。

ps
毎日車に乗る最初に、ナビから自動音声で「今日は〇〇の日です」ってお姉さんが教えてくれるのですが、
そうそう、昨日は「今日はヴァイオリンの日です」って、言ってました!

2018/08/29 (Wed) 08:17 | EDIT | REPLY |   

クレモナ親父  

ちこpiaさんへ

こんばんは。コメントありがとうございます。

> 朝1で、素敵な演奏を聴かせていただきました!
朝1で聴いていただいてありがとうございました。

> ほんとですね、出だしからすごく良いですね!
やっぱり綿密にピアノ合わせしたし、ピアノのフォローがあっての結果だと思います。

> それにしてもこんなに長い曲、気力の保持も含めてすごいなぁ~。と羨望のまなざしです。
長くて何回も弾けないので、ホントに実力が試されますね。

> ピアニストとの相性も良く、クレモナさんがノリノリで演奏されているのが目に浮かびました。
私も相性が大事だと思っていましたが、ピアニストの技術が大きいと思います。
数回合わせただけで最初とは全く違いました・・さすがでした。相性とかはプロ同士の次元のお話ではないかと思うようになりました。

> お昼も食べずにこの演奏されたのですか???体力ありますね!!
数年前は合宿でろくに寝ずに1日弾いていても疲れなかったのですが、今回は弱音を吐きました(笑)。朝も沢山食べる方ではないので、お昼抜きは大失敗でした。

> 後半独奏部分もお疲れも見せずに、
> 練習会ではなくピアニストを招いての「録音」でこの演奏!!さすがです♬♬
加藤さんにお願いできて本当にラッキーでした。

> クレモナさんは、クラシックでも小品曲より、こういう大曲コンチェルト系が合うのかもしれませんね!
加藤さんとの雑談でも言ったのですが、いつまで弾けるかわからないので、弾けるうちに弾いとく、というのが今後の方針としては良いような(笑)。取りあえずメンコン目指してがんばります!

> 最初のころは、ブログの題名が「バイオリンなんて嫌いだ」だったのが衝撃的だったのですが、「何故バイオリンを弾き続けるのか?」
> って、本当はやっぱり大好き。離れられない。って感じなのでしょうか。
「大好き」とはちょっと違うかなぁ・・まだ、練習すれば少しずつ伸びるのが感じられて面白いから続けているというのはあると思います。

> ps
> 毎日車に乗る最初に、ナビから自動音声で「今日は〇〇の日です」ってお姉さんが教えてくれるのですが、
> そうそう、昨日は「今日はヴァイオリンの日です」って、言ってました!
私は仕事をしながら流していたラジオで聞きました。

深川のどこか場所がわかれば行ってみるんですけどね。
江東区もそれを町おこしに使えばいいと思うんですけど、今のところ情報は見つかっていません。

2018/08/29 (Wed) 22:07 | EDIT | REPLY |   

ondine  

お疲れ様でした!!
聴かせていただきました。
いいピアニストさんに出会えてよかったですね。
満足されたこと、それが何より一番ですよね。
イイ感じで弾かれているのが伝わってきました。
すごく難しそうなカデンツ、クレモナさんの頑張りが目に見えるようで、こんな大曲お弾きになられるというのも凄いなと感心いたします(^^♪
大変でしょうが、引き続き頑張ってください。

2018/08/30 (Thu) 07:19 | EDIT | REPLY |   

クレモナ親父  

ondineさんへ

こんばんは。コメントありがとうございます。

> お疲れ様でした!!
ありがとうございます。何かとても疲れました(笑)。
食生活を変えたのが原因かも知れませんが、昼を抜いたのが大きな原因でしょうね。

> 聴かせていただきました。
ありがとうございました!

> いいピアニストさんに出会えてよかったですね。
本当に、感謝しかありません。
こうしてみると、こういう経験をさせてもらって、鈴木も悪くないですね(笑)

> 満足されたこと、それが何より一番ですよね。
ありがとうございます。満足しましたが、足りないところもわかりました。

> イイ感じで弾かれているのが伝わってきました。
ありがとうございます。CD音質はかなりペラペラに薄くなるのが残念ですが、録音も良い状態で録れました。

> すごく難しそうなカデンツ、クレモナさんの頑張りが目に見えるようで、こんな大曲お弾きになられるというのも凄いなと感心いたします(^^♪
ホント、鈴木の卒業課題になっていなければ、ここまで弾き込まなかっただろうな、と思います。
練習するほど弾けるようになるので、線引きをしないといつまでたっても終わりません(笑)

> 大変でしょうが、引き続き頑張ってください。
応援ありがとうございます。
9月半ばに録音予定で3楽章練習中、2楽章のカデンツァもなんとか思い出したので、これから弾き込みます。

2018/08/31 (Fri) 01:53 | EDIT | REPLY |   

hal  

モーツァルト楽しませていただきました

せっかくでしたのでfkacで保存させてもらい、USB DAC+ヘッドフォンアンプで聴いています。
アップされたファイルがわかりませんが
46.4MBとなりました。
会場の響きもよく、うまく録れていると思います。

コンサート会場でもそうですが
弦楽器はピアノの大音量には負けてしまうので
できるだけ前の席に陣取るようにして
ヴァイオリンなどを聴き入るようにしていますが
それでも大音量をかいくぐって弦に集中し続けるのはやはり難しいです。
そんなこともあってか
録音のプロたちもいかにしたら
コンピュータ桟敷のお客にソリストを聴かせられるか
そんな事を念頭にマイクセッティングやミキシングに技を磨いているんだなぁと、ふとその風景が浮かんできました。

なかなかモーツァルトを聴くチャンスがなくて
じっくり聴かせてもらっています。ありがとうございます。
ピアニストとのいい雰囲気がヘッドフォンをとおして伝わってきます。
お疲れでした。

2018/09/02 (Sun) 18:25 | EDIT | REPLY |   

クレモナ親父  

Re: モーツァルト楽しませていただきました

halさん
こんにちは。コメントありがとうございました。

> せっかくでしたのでfkacで保存させてもらい、USB DAC+ヘッドフォンアンプで聴いています。
> アップされたファイルがわかりませんが
> 46.4MBとなりました。
録音した元のファイルは441kHz/16bitなのですが、SoundCloudにアップするとデータは削れらるようです。
特にバイオリンは倍音が命なので、さらに薄っぺらい音になっているのですが、まぁ比べなければわからないといえばわかりません。
今回もハイレゾで録音することも考えたのですが、データの取り回しが悪いし、最終的にはCDで提出するので、最初からCD音質で録音しました。

> 会場の響きもよく、うまく録れていると思います。
ありがとうございます。いつものレコーダーなので、あまり工夫の余地はなかったのですが、下見からレコーダーの位置と距離を試行錯誤しました。

> コンサート会場でもそうですが
> 弦楽器はピアノの大音量には負けてしまうので
> できるだけ前の席に陣取るようにして
> ヴァイオリンなどを聴き入るようにしていますが
> それでも大音量をかいくぐって弦に集中し続けるのはやはり難しいです。
確かにコンサートは場所で聞こえ方の良し悪しがかなり左右されますよね。
聞こえ方を意識すると特に走ですよね。

> そんなこともあってか
> 録音のプロたちもいかにしたら
> コンピュータ桟敷のお客にソリストを聴かせられるか
> そんな事を念頭にマイクセッティングやミキシングに技を磨いているんだなぁと、ふとその風景が浮かんできました。
放送とかCDとかの音は本当に良いですよね。
今回ピアニストについても思い知りましたが、やっぱり『餅は餅屋』ですね。
でも、ついつい「ちゃんとしたコンデンサーマイクならもっといい音で録れるはずだ」とか「レコーダーもマルチトラックにして・・」とか考えちゃいます(笑)
でも、安価なポータブルのレコーダーひとつで、ここまで録音できてしまうのですから、すごい時代です。

> なかなかモーツァルトを聴くチャンスがなくて
> じっくり聴かせてもらっています。ありがとうございます。
> ピアニストとのいい雰囲気がヘッドフォンをとおして伝わってきます。
> お疲れでした。
今回もお聴き頂きありがとうございます。

良い雰囲気作りも、ピアニストさんの技量の一部と思わざるを得ません。
あとはバイオリニストのテクニックですか(笑)

あ、弓もいいのにすれば、もっといい音で弾けるはずです(笑)

今後ともよろしくお願いいたします!

2018/09/03 (Mon) 14:40 | EDIT | REPLY |   

Leave a comment