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「バイオリンなんて嫌いだ!」は脱却。でも・・
好きな作曲家、演奏家、弾きたい曲、特になし。
それなのに・・・

何故バイオリンを弾き続けるのか

26
2018  22:33:25

コマの油

(ごま油の話ではない(笑)。今回は駒に塗る油のお話)

今日、弓の毛替えにいつもの工房さんに行ってきた。

バイオリンは見てもらう予定ではなかったが、ネックがわずかに左に曲がっている問題を直すコストを聞きたかったので、バイオリンを見せたら、お互い楽器談義が始まった(笑)。

結論としては、直しても良いがそのような変更をすると音が大きく変わる可能性が高い。
E線側にわずかでももうすこし指板の幅があると、押さえられない重音が押さえられるのではないか、と思っての質問だったので、腕(指)を磨く、という解決策をお勧めされた(笑)

なら、弦高を下げてはどうか、と質問したら、早速工房さんが差し金を当てて測ってくれたのだが、確かに私の楽器の弦高は標準より高い。
が、弦高を下げるために駒を削ると、音が変わる。
この駒は、私が選びに選んで特に気に入った駒だし、今の楽器の音が非常に気に入っているので、音が変わってもらっては困るので却下。

しかし工房さんは、駒をしげしげと眺め、「うん、そうか、そうだよなぁ」、と何やら思うところがあるようだった。
説明してくれたところによると、この駒にしたときに一番私の好みの音になるように油を塗ってくれた。
油を広い面積に塗ると音がしっとりした感じになり、まったく塗らなければ乾いた木の音のような感じになる。しかし、最近の研究から、これが非常にシビアで、数滴塗っただけでも音が変わることがわかったそう。

それを私が実際に体験できるよう、少しの部分を紙やすりで落として、楽器を渡してくれた。
弾いてみると、明らかに明るい音になった。最近ちょっと甘いというか、ぼやっとしたような音になっていると感じていたが、それが目が覚めたようなクリアな音質になった。

しかし、2楽章の録音を控えていて、2楽章だけ音が違うとちょっとチグハグになって困るので、今日のところは、そこまでにしておいてもらった。塗り直してくださるとも仰っていただいたが、取りあえずクリアな音質の方がいいかなと、そのままにした。

帰っていつも弾いている環境で弾いてみると、変わった音に慣れるのにしばらくかかったほど、音質が変わっていた。

テールピースのコードを変えただけでもガラッと音が変わるし、バランスの問題もあるし、これ以上手を入れるのはやめておいた方が良さそうだが、最後にエンドピンが残っているので、これは次回色々なのを試させてもらうことにした。

毎回、色々な改善策を提案し、色々な発見をさせてくれる有り難い工房さんだ。

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