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「バイオリンなんて嫌いだ!」は脱却。でも・・
好きな作曲家、演奏家、弾きたい曲、特になし。
それなのに・・・

何故バイオリンを弾き続けるのか

06
2018  12:55:09

自分の下手さ加減に死にたくなった2楽章

モーツァルト協奏曲第5番の録音も2楽章を残すのみ。

最後に残したのは、カデンツァが超難しいからだった。
練習時間は3楽章の中で一番長く取ったし、ここ1週間は音階も止めてこの曲ばかり練習していた。
カデンツァのいくらやってもできないところも解決策が見つかり、今までで一番準備が整っていた。
重音で余計な力が入るのと、ストレッチもせずにハイポジションをいきなり弾いたりしていたので、腕を痛めたほど練習した。

IMG_2789.jpg

しかし、録音は散々だった。
最大の敗因は、録音前日にYouTubeでヒラリー・ハーンの演奏を聴いてしまったことだと思う。
それまで持っていた曲のイメージが覆され、動揺した。


そして迎えた録音当日。
「今日で楽しくも辛かった録音も終わりか」と思うと、会場を下見に行った日も雨が降ってたなぁ、と何か感慨深いものがあった。

「2楽章が一番難しい」という先入観念があったのと、来週の月曜日には教室にCDを持参しなければならず、今日で決めなければいけないプレッシャーがかかった。

出かける前から、久々に手がべたつく。ポジション移動が多いし、飛ぶ幅が大きいところがあるのでこれはまずい。
音を外せば目立つ。
そう思うと余計、プレッシャーがかかる(悪循環の見本(笑))

ピアノと合わせる1時間前に会場入りし、練習するが、身体がこなれてこない。非常にまずい。
特にカデンツァがまったく思い通りに弾けない。焦るが、時間となり、加藤礼菜さんがやってきた。

早速1回通してから、テスト録音。
聞き返してみると、お上品に弾いているつもりだったが、素の自分に戻っている(笑)。

弾き方を変えて練習していたら、ピアノが自然に合わせてくれた。何か嬉しかった(笑)

そして、ファースト・テイク。
大事故もなく通せたが、あちこち小さいことができなかったところがあったので、セカンド・テイク。

今回の録音では、繊細な曲に合わせて音質重視で、柔らかい木の弓を使ったのだが、これが裏目に出たか。
オールド弓はこんな感じだと思うのだが、私には柔らかすぎてコントロールが難しいし、緩徐楽章は小さいことが目立つ。
また、お上品な弾き方は強弱がつけにくい(私の技術が足りないのだが)。

「ちょっとあそこが惜しかった」、「ちょっとあそこは外せない」でテイクを重ねていたら、ドツボにはまった。
ちょっとパニックに陥り、音程が合っているのかさえわからなくなった。

1時間半ほど何度も録り直したが、これ以上はやっても完璧は望めないと諦めて、中から一番(ダメが少ない)のテイクを選ぶことにするしかなかったが、自分の下手さ加減に死にたくなった。

まぁ、死んでしまったらこれ以上上手くはならないので、死なないが(笑)

本降りになった雨の中、惨めな気持ちに打ちひしがれながらとぼとぼと歩いて家に帰り、早速録音を聞き返した。

今回は結局ファースト・テイクが一番よかった。

テイクを重ねるにつれて、こなれては来ているのだが、最初の方がまだのびのびと弾いていて聴き心地がよい。
しかし、「しくじった」と思った後は、面白いように必ず演奏が乱れている。
まぁ、提出できる程度には弾けているのがせめても救いだ。


ともかく、全楽章終わってよかった。

次回、モーツァルト録音の総括。
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